皆様は、各診療科目(内科や眼科・耳鼻咽喉科・外科・産婦人科・脳外科など)ごとに、医学学会があることをご存知ですか?
そして、それぞれの医学学会では、「専門医」として認定する制度があり、数々の難関をパスしなければ「専門医」として認定されない、その診療科のスペシャリストである証しが、「専門医資格」です。
日本に限らず多くの国家では医師免許を持つ医師は、何科でも診療に従事することができます。
医師になるためには、広い範囲の医学を学び困難な試験をパスしていますから、たとえ診療を行ったことが無い診療科目でも医師としての役目を果たすことは出来ると思いますが、果たして十分な医療を提供できるでしょうか?
その医師のスキルによっては可能なことも多いと思いますが、難しいことも多くあります。
例えば、内科系の医師は外科系の医師と違って、外科的な技術を持ち合わせていないことが多く、その逆に外科系の医師は内科系疾患の見極めが内科系の医師に及ばない事が多いようです。
米国も日本と同じ様に医師免許があればどの診療科でも医師として従事することが出来ますが、米国と日本の大きな違いは、米国の大きな病院のそのほとんどが、「専門医」の資格を持たなければその診療科の医師として従事することができないということです。これは、米国が訴訟大国であることがその背景にあるようで、「専門医」資格を持つ医師の信頼性を重要視しているからです。
日本国内の医療機関では、これまで「専門医」資格について、米国ほど重要視していませんでしたが、少しずつではありますが重要視される傾向にあるようです。
では、私たちのような包茎手術などを行っているクリニックで従事する全ての医師が、その手術に似合った診療科目の専門医資格を持っているのでしょうか?
答えは“NO”です。
多くの医師が「専門医」と広告等に記載してあるのを見受けますが、残念ながら学会から認定された専門医ではなく、あくまで「自称 専門医」であったり、全く「異なった学会の専門医」であったりすることが多いようです。
私たちが専門として行っている包茎手術など男性泌尿器手術は、美容外科や形成外科・泌尿器科と考えます。
泌尿器科は泌尿器系疾患や泌尿器の解剖学に精通しています。そして、美容外科は文字通り「美しく」整えたり傷をきれいにしたりする卓越した技術を身に着けています。形成外科は元々皮膚形成外科とされており、ある程度の仕上がりを求める場合、形成外科の基本的な技術は包茎手術の際に必要とされます。
ですから、包茎手術を受ける場合は「泌尿器科学会の認定する専門医」や「美容外科学会の認定する専門医」「形成外科学会の認定する専門医」が適していると考えられます。
特に美容外科という科目は、皮膚の形を美しく整える多くの基礎技術を有しており、一般的に困難な状態でもきれいに整える技術があり、他の診療科では習得できない優れた形成技術を持ちます。
※当院で手術を担当する医師は、日本美容外科学会から専門医の認定を受けた認定専門医や日本形成外科学会より専門医認定を受けた「専門医」です。
今後専門医制度は医師を選ぶ上での基準になると思われます。